半夏生と、半化粧と・・・^^ |
いよいよ2016年も、ここから下半期になっていくのですね・・・(汗・・・^^)
今日は、七十二候の雑節のひとつ、「半夏生(はんげしょう)」です。
ちょうどこの時期を示す、
ハンゲショウも見ごろを迎えています。
「半夏生」とも、「半化粧」とも書くこの花。
ペンキか何かで
さっと、
半分だけ白く染めたような葉がきれいで、
「半化粧」なんて素敵な名前だな・・・
と、初めて見たとき思いました。
暦で言う、「半夏生」は、
古来より、とくに農家の方々にとっては重要な意味を持つ雑節で、
この「半夏生」の日よりも前に、
田植えは済ませるように、という
大事な目安になる日だそうですね。
田植えを済ませた農家の方々にとっては、
半夏生から数日は
身体を休ませる日とする習わしもあるとか・・・
近くの田んぼでは、
サギさんたちをよく見かけます。
お食事タイムかな^^
この日は、
数羽のサギさんがいました。
よく見ると、
手前にはカルガモさんたちも休憩してた^^
水鳥さんたちの憩いの場になってる・・・^^
なんでもない、ありがちな田舎の風景ですが・・・
(ここから、ちょっと長いけど、許してね^^)
こことは別で、
私の家の前も、
一角だけ、田んぼがあります。
でもね、
この2年ほど、
田植えされていないんです。
持ち主のおじさんが、ご高齢でお体の調子を悪くされたそうで・・・
田んぼは、田植えを一年休んだだけでも、
もとに戻すのはとても大変なのだそうですね。
水が入らない田んぼはすぐに草が伸びて荒れたようになって・・・
もうお米作らないの?と、
見ていて寂しい光景だった。
それでも、ときどき、
おじさんが荒れないよう手入れにいらしてて、
そして、
今年の春、
父が「今年はお米作るんだって!」とおじさんから聞いてきたときは、
とても嬉しかった。
5月、田が耕され、
ああ、これから田植えが始まるんだな~と、
またあの、緑に潤う光景が見られることを
楽しみに、わくわくしていたのですが・・・
・・・そこから田植えされることないままとなってしまって・・・
・・・
田植え直前になって、
また体調を崩されたのかな・・・
田植えの準備万端だった田んぼは、
また草が生え始め、
半夏生の日を迎えてしまいました・・・
だからね、
ちゃんとこうして田植えされた田んぼ、ちょっとうらやましいんだ・・・
このごろは、
どの農家さんも、
後継者不足で大変だそうで、
私の家の前の持ち主さんも、
そうみたいです。
私の町、
以前は田んぼがたくさんありましたが、
だんだんと土地が売られ、
田んぼがなくなり、
代わりに、
ひどいところは、
住む人もそれほどないのにアパートばかりどんどん建てられたあげく、
空室だらけのアパートだらけが立ち並ぶ・・・
といった土地と化してしまったりしています。
子供のころは、
私の家の周りは、
一面田んぼが広がってて・・・
田舎だなあ~なんて思ってたけど^^
そんな風景が、
普通に見られること。
毎年ちゃんと繰り返されるということが、
どれだけ農家の人たちの努力によって成し遂げられていることか、
どれだけ素晴らしいことか・・・
水をたたえた
田園風景を見るたび、
そこに格別な尊さ、美しさを感じます・・・☆
半夏生の話から、
田んぼのことを、
長々書いちゃいましたね^^
半夏生を迎えると、
梅雨明けも近くなりますね。
今年前半は、
大きな災害があったり、
天候不順が災いすることも多かったですが・・・
下半期は、
災害などのない、
平和で穏やかな日々となることを願いたいです。
2016年下半期が、
実り豊かなものとなりますように・・・☆
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美しいあじさい&6月のイメージショットを撮ってみた!
半夏生、半化粧とも書くんですね
ほんとに、さっと刷毛でさっと塗ったようで、綺麗ですね♪
もしかして、実際には出会ったこと無いかも^^;
出会いたい花です
田んぼのはなし、そうですよね
高齢になって、後継者不足、
難しい状況ですよね
きっと、日本のあちこちで起きてる問題なんでしょう
田んぼって、1年休んだだけで荒れてしまうんですね
ほんとに、美しい緑の水田って、農家の方々の努力の賜物なんですね
わたしの実家の周りも田んぼが多いところです
でも、たしかに、以前より住宅地が増えてきてます><
うるさいほどの蛙の鳴声、
聴けたのは、幸せなことだったんですね。。。
私も先日から、半化粧を眺めていました。
数年前、名前を知った時は、センスが良すぎる!と思いましたよ~。
田んぼが減り、アパートが増える現状に、すずさんのおっしゃる通り、私もひどいと思っていました。
新しいアパートが出来て、入居者があまりいなくても、また新たに近くでアパートが建って、何やってんだ、と思います。・・・・
この手の話は熱くなってしまうのでこの辺にしておきます。(^-^;
うちの田舎も田んぼに囲まれたのどかなところです。
アパート問題
どこでもそうなんですね、田んぼがコンクリートに変わり
高齢化で、若者は出て行っておじいちゃんおばあちゃんがなくなるとその家は
そのまま放置されて、廃屋になってしまっているものがたくさんあります。
かといって都会は、人が溢れてるのにね
地域格差、若い人が希望を持って暮らせるシステムを本気でかんがえなければいけませんね
コメントをありがとうございます。
お返事遅くなってしまってごめんなさい。
トラメジーノ湖にもさまざまな水鳥さんがいますよね。
日本の水田では、
おそらく、水鳥たちの餌となるちいさな虫などがいろいろいるのだと思います。
田舎に行くと、鷺さんが悠々と水田の上で羽ばたいたり、歩いたりする風景もよく見られて、
その牧歌的な雰囲気がいいなあと思うんですよね。
カルガモも、だいたいつがいでいるところを見かけるので、ほほえましいです^^
家の前の田んぼ、
本当にまた持ち主さんが元気を取り戻されて、
お米づくりが復活するといいなと願っています。
また稲が育つ水田が見られる日が来ますように・・・
なおこさん、思いをお寄せくださってありがとうございます☆
鳥が好きな私ですが、すずさんも同じような視点を
もっていらっしゃるなあと勝手に共感しています^^;
毎年綿々と季節になれば繰り返されること・・・そんな
風におもっていると違うんですよね。
田んぼもお米が作られていないところがあったりするの
ですよね。やはり高齢化、後継者不足など・・・
妹が大学時代に作った俳句で
「水田に 団らんの灯り 揺れており」
というのがあって、いいなあと思っています(←妹バカ^^;)
水が張られたばかりの水田、すくすくと育つ稲、
豊かに実る稲穂。そんな季節の姿をずっとずっと
見られるような世の中であってほしいですね。
お返事がすっかり遅くなってしまって・・・
(じつは3日ほど前、途中まで書きかけて、そこから進んでいませんでした・・・><本当にすみません。)
ハンゲショウは、
田舎のほうだと、
ちょっとした湿地のような場所などに群生していることもたまにあるんですよ。
葉を白く染めたようすが、
なんともきれいなんですよね☆
本当に・・・
日本のあちこちで、こうした農家の方の後継者不足の問題は起こっているようですよね。
そしてまた、
放置された休耕田や、
そうした土地を高齢者から買収しては
有効活用ではなく、都合のいいお金儲けの材料としてしまう業社などによって壊されてしまう自然風景などを見ていると、
大切なものが失われてしまう日本に危機感を感じてしまいます。
当り前のように昔から変わらぬものが繰り返されることには、
それを守り続ける人たちの努力があること、
忘れてはいけないですね。
お返事が大変遅くなってしまってごめんなさい。
共感をいただいて嬉しいです。
みのりさんのところも同じような状態があるのですね。
新しいアパートとか、
需要があるならまだわかるのですが、
だいたいが外部から来た、一時的な儲けを目的とした無責任な業者によって土地がつぶされていくだけのようですものね・・・
一度壊されたものはもとには戻らないこと、
その先にあるものと、失われたものの大きさは、
すぐには気づかない人が多くなっているのかなと思うと寂しいですね。
みのりさんとはそのあたり、
共感できることが多いかもしれませんね。
コメントくださって嬉しいです。
ありがとうございます☆
ご返信がすごく遅れてしまって本当に申し訳ございません。
空き家の問題も今、いろいろ話題に上っていますね。
ただ空き家があるからつぶせばいいという話でもないのになあ~と思ったりもするんですよね。
若い世代が、
もうお荷物だから、あっても税金ががかるだけだからと、
売っちゃえばお金も入るし!なんて安易な考えで手放していくものの、本当の価値に
もう少し気づいてなにかを変えていく取り組みがあればなあなんて思ったりもしてしまいます。
私も若いときはそういうことに気づいていなかったけれどね^^
昔は、日本全体が、そういう方向に流れてしまわないよう、
ちゃんと陰で支えてくれていた人たちが大勢いたのだなあと思うと、頭が下がる思いです。
こちらこそ、
ご返信がこんなに遅れてしまいましてすみません。
コメントくださって本当にありがとうございます。
よく新幹線で岐阜のあたりを通過するときなどにも、
広々とした美しい水田地たちが広がるようすを目にすることがあって、
そのたびに、こんな美しい光景が見られることは本当に素晴らしいことだなあ・・・
と思うんですよ。
当り前だけど、
田んぼは勝手に毎年稲が育つわけではないから、
そこには汗水流してお米を育て、
田んぼを維持し続ける人たちの計り知れない努力があるのですものね。
それを思うと、
本当に心からの敬意をはらいたくなります。
妹さん、素敵な俳句を作られるのですね。
美しく温かな日本の牧歌的風景が目に浮かぶようです。
大学生のころにこのような視点をもたれておられたなんて。
若い世代の人たちが、
もう少し日本にあるよさを大切にできる人が増えて、
そしてそれを応援する大人たちがもっとしっかりしていかなければ、なんて思いますね^^