先週はこんな、春の花束をレッスンしました。
毎年、この時期はご送別やお祝いなどでお花を贈る機会が多くなるシーズン。
そんな時期に合わせて、花束レッスンをするのですが・・・
今年は、新型コロナの影響で、
お花贈りの需要が減って大変な思いのお花屋さんも多いそうですね・・・。
ご卒業、合格祝いなど、
この春門出を迎える人たちが
盛大にお祝いされる場が自粛になるのは寂しいことですが…
セレモニーでの華やかな花贈りは当分難しいかもしれませんが、
それならばせめて、
身近な人から個人的にでも
おめでとうの気持ちをこめて、
小さな花束でも、1本だけのお花でもいいから、
贈られるといいな・・・なんて思ったりするんですよね。
今回のレッスンでの花束は、
スイートピーやパンジー、そしてローズゼラニウムなど、
香りよい春の花を用意しました。
どの花も、
優しく甘い香りが、
幸福感の醸成やリラックス効果、安眠効果、ストレス緩和など、
セラピー効果をもたらしてくれます。
連日の不安なニュースでなんとなく落ち着かない日々の中、
こんな花束で、
もらった人の心が、ふんわりとほぐれ、癒される花束に・・・
との思いをこめて・・・
スイートピーやパンジーの
フリルのようなひらひらした花弁に合わせて
ラッピングもひらひら感をリピートさせて
優しい雰囲気の癒しの花束にしてみましたよ・・・☆
「卒業おめでとう」や「合格おめでとう」や
「今までよく頑張ったね」「お疲れさまでした」・・・etc.
花に思いを託して・・・
こんな時だからこそ、
大切な人へ、心が伝わっていくといいなと、心から思います。。。
(ちょっと長くなるけど、ここからさらに続けて書きます。
よかったらもう少しおつきあいいただけましたら光栄です。)卒業式の中止や縮小が相次ぐ中、
先日こんなニュースを目にしました。
近郊の学校の卒業式の日に合わせ、
JR鹿児島中央駅にこんな手書きの卒業証書が掲示されたそうで。
ちょっとしたユーモアと
温かさにあふれた手書きの卒業証書。
このところ、
新型コロナに関連した、
殺伐とした世の中を感じるニュースが多い中で、
人の優しさと温かさに
じーんと胸が熱くなるニュースでした。
・・・今日で、丸9年を迎える3月11日。
あの甚大な震災の悲劇は二度と起こってほしくないけれど・・・
あのとき、
日本中の人々が東北に心を寄せ、
助け合おうと励まし合った。
そして、
非常事態にもかかわらず、
買占めや略奪などに走らず、
列を守って日々を耐えぬこうとする東北の人々の姿に、
世界中から賞賛の声が集まった。
日本人のよさを、私はあのとき改めて知り、誇りに思ったのでした。
あれから、9年。
その間に、東京オリンピック開催が決まり、
「おもてなし」の心で、
日本のよさを世界に伝えようという機運も高まり、
私も、この機会に、日本のよさや、
古来より大切にされた日本人もつ美しい心や美意識などが
日本人の中でも見直され、世界に伝わっていけばいいなと思っていました・・・
でも、
この9年の間に、
日本は、日本人は、
どう変わっただろうか・・・?
いつのまにか、
本当の意味での日本人のよさ、美しさ、
見失ってしまっていないかな?
「おもてなし」の意味、はき違えてしまっていなかったかな?
なんて思ったりもすることもあったり・・・。
なんだか、心に余裕のない人が多くなったのかなと思うのは、
私だけでしょうか?
オリンピックを目前にして、
今回のこのコロナショック。
色んなニュースを見ながら、
もしかしたら今、私たちは、
本当に大切なことは何か?
神様から問われているのかな?なんて思ったりしています。
・・・ちょっと話が大げさになっちゃったかもですが…(^-^;
偉そうなことは言えませんが、
こんなときだからこそ、
「自分さえよければ」にならず、
少しでも他者を思いやる気持ちを忘れないでいたいものですね。
上記の、鹿児島中央駅の方のような
人を思いやる温かさ、
そういうものを大切にできる心をもった日本人でありたい。
どんなときも、
優しさと思いやりが
人と人とを支え合い、
困難を乗り越えていける、
そんな世の中であることを・・・
10年目の3月11日にあたって、
心から願いたいです・・・
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