2020年 05月 10日
今年の5月は、「母の月」☆大切な誰かのために… |
今年の母の日、
お花を贈られる方も、いらっしゃるかな・・・?

「母の日」の由来は、諸説ありますが、
今から100年余り前、米国のアンナ・ジャービスという女性が、
5月9日に亡くなった母の追悼にと、母が日曜学校の教師をしていた教会で、
白いカーネーションを贈ったという話が有名です。
「もうこの世にいない母に、
もっと感謝の気持ちを伝えたかった」
「他の人にも母を亡くしてから後悔してほしくない」
という思いから、
母を敬う機会を設けようと母の日を広める運動を始めたと言われています。

衛生状態の悪いことが原因で、兵士たちの間に腸チフスやはしかといった病気が流行した際、
北軍も南軍もわけへだてなく負傷兵の衛生状態を改善するために活動したり、
終戦後は、敵対意識を取り除くため、
政治に関係なく南北双方の兵士や地域の人々を招いたイベントを催すなど、
平和を願って献身的に活動した女性だったのだそうです。
アンナの推進した「母の日」とは、
母親への感謝だけではなく、
万人にわけへだてなく愛情を注いだ母の精神を受け継いだ
平和への願いがこめられたものだったのですね・・・。

私は仕事柄、この起源の話は以前から知っていましたが、
世界中がかつてない感染症の脅威にさらされることとなった今、
この話を読みかえすと、
疫病に悩まされた時代のことや、
親を亡くしてから後悔しないよう感謝を伝えることの意味など、
今だからこそ、改めて、
母の日にこめられた意味の深さに気づくとともに、
今の状況に通ずるものを感じています。
・・・・・・
花業界では、
今年は、
「母の日」を、今日の1日に限定せず、
5月の1か月間を「母の月」としよう
と提案しています。
お花を贈るお客様や花店の安全と物流状況を考えて、
5月10日だけに注文が集中するのを避けてのことなんです。
…本当はもっと早くこのこと記事にしたかったんだけど、できなくてすみません・・・

「もっと感謝の気持ちを伝えたかった」
「他の人にも母を亡くしてから後悔してほしくない」
との思いをこめて
母の日を広めたアンナ・ジャービス。
現在私たちが直面している、
新型コロナウィルスは、
感染しても無症状の人もいる一方で、
無惨にも、大切な人の命をあっというまに奪ってしまう凶暴さももちあわせていますね…
大切な人の命が奪われてしまうかもしれない脅威。
亡くしてから後悔しても遅い・・・
100年以上前の、アンナの思いが、
未知の感染症の脅威の中にいる今、心に響きます。
自分や、大事な人の命を、決して亡くしたくない。
だから、決して感染しないように。感染させないように…。
…そう思うと、何のために自粛が必要なのか、
わかるというものですね…

コロナの影響で、
ご遠方に住むお母様とも会えない方もいらっしゃることでしょう。
今年は、5月の1か月を「母の日」としているから・・・・
離れて住むお母様に会いに行けない方も、
普段、なかなか、感謝を言葉に表せない方も、
母の日の贈り物がまだだった…という方も、
5月の1か月の間に、
感謝を伝えてみてはいかがでしょう…?

そして、
改めて、
お母様はもちろん、
大切な家族や友人、
お世話になった方々、
自分とつながるすべての人々に・・・
心からの感謝と、
命の大切さを改めて考える機会となるといいですね。

今日は、私のこれまでの母の日ギフト作品や、
季節の花の写真とともに、
母の日にちなんで思うことを綴ってみました。
最後までお読みくださってありがとうございます・・・☆
拙い記事ですが、誰かに、少しでも、何か伝わるといいな・・・^^
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【今年は5月10日】母の日
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by suzu-clair
| 2020-05-10 16:19
| ギフトフラワー