8月15日に、願いを込め・・・ |
先日、あることから、
「アンパンマン」の生みの親、やなせたかし先生の、
アンパンマンに込めた思いについて知り、
興味をもったので、
少し調べてみました。
やなせたかしさんの言葉を引用してご紹介しますので、
長いですが、
ぜひ読んでみていただけると嬉しいです。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
アンパンマンの誕生には、
やなせ先生ご自身の戦争体験が大きく起因しているそうです。
昭和16年に徴兵され、中国へ出征されたやなせ先生。
当時、食糧がなく、タンポポなどの野草を食べたことも・・・。
人間にとって最もつらいのは「飢え」だと痛感したそうです。
そしてさらに、敗戦と同時に、
”正義とは何か?”を考えたといいます。
「正義とは、ミサイルをぶっ放して相手をやっつけることなのか。
俺はそうじゃないと思ったのね。
飢える子供たちを助ける方が先決なんじゃないかと」
以下、やなせ先生の言葉をまとめた記事をシェアします。
【アンパンマンを生んだ、過酷な戦争体験】
飢えはどうしても我慢できない。
食べられないというのは、
ものすごくきついですよ。
飢えれば人肉だって食べようという
気持ちになるんだから。
正義のための戦いなんてどこにもないのだ。
正義は或る日突然逆転する。正義は信じがたい。
逆転しない正義とは、献身と愛だ。
それも決して大げさなことではなく、
眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、
その人に一片のパンを与えること。
困っている人、飢えている人に
食べ物を差し出す行為は、
立場が変わっても国が違っても
「正しいこと」には変わりません。
絶対的な正義なのです。
自分はまったく傷つかないままで、
正義を行うことは非常に難しい。
正しいことをする場合、
必ず報いられるかというと、
そんなことはなくて、
逆に傷ついてしまうこともあるんです。
ぼくらも非常に弱い。
強い人間じゃない。
でも、なにかのときには、
やっぱりやってしまう。
ヒーローというのは、そういうものだと思います。
アンパンマンは“世界最弱”のヒーロー。
ちょっと汚れたり、雨にぬれただけでも、
ジャムおじさんに助けを求める。
でも、いざというときには、
自分の顔をちぎって食べてもらう。
そして戦います。
それは私たちも同じ。
みんな弱いけれど、
そうせずにはいられないときもあるのです。
「なんのために生まれて
何をして生きるのか」
これはアンパンマンのテーマソングであり、
ぼくの人生のテーマソングである。
実はぼくはずいぶん長い間、
自分がなんのために
生まれたのかよくわからなくて、
闇夜の迷路をさまよっていました。
もっと若い時に世に出たかった。
ただし遅く出てきた人というのは、
いきなりはダメにならない。
こんなことしてて
いいのかと思っていたことが、
今みんな役に立ってる。
無駄なことは一つもないですね。
生きていることが大切なんです。
今日まで生きてこられたなら、
少しくらいつらくても明日もまた生きられる。
そうやっているうちに次が開けてくるのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨年上映された映画「アンパンマン」は、
「復興」がテーマだったとか。
いつも“敵”である、「バイキンマン」も
島のために活躍。
そこに、やなせ先生の思いが込められていたのだそうです。
「一大事に、敵も味方もないでしょ。
現在、私たちが住む地球は相当に危なくなっている。
そんなときに、戦争で互いを殺し合うのは実に愚劣」
「そのうち気付くはずです。
国内で戦うことがバカげていると気付いたんだから。
いざというとき、助け合うよりほかにないとね」
みんなに愛される
国民的アニメ「アンパンマン」。
このアニメの意味を、
世界中の人が理解し、
困ってる人に何ができるのか?と、
どんなときでも考えてあげられる人が、
一人でも多くなりますことを祈って・・・
8月15日の今日、
記事にさせていただきました。
最後までおつきあいくださり、本当にありがとうございました。
一人でも多くの方にお読みいただければと、ランキングに参加しています。
↓今日の記事、共感いただけましたら、ぜひクリックいただけましたら嬉しいです。
にほんブログ村
温かな応援のお気持ちをお寄せいただけるととても励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。
本日もご訪問ありがとうございました。
明日も皆さんが笑顔で過ごされますように・・・☆
世界には様々な人種・民族で犇めき合っていますから、
非常に難しいテーマであると感じます。
どの国においても子供が飢えるというのはあってはならないことです。紛争や戦争がそのような事態をもたらすのですから否定するべきです。
しかし、「寸土を失うものは全土を失う」という先人の言葉も
大変重要な意味を持っていると思われます。
できるだけ平和的解決が望ましいとは思いますが、
アンパンマンのように最後は武力行使という事態に陥るかもしれません・・・・
非常に難しいテーマではありましたが、
平和を考える良い機会を頂きました。
ありがとうございました^^
アンパンマンこそ、世界に伝えていきたい日本のアニメであり、心だなとつくづく思いました。
どの赤ちゃんも、お子さんもみんなみんな本当にアンパンマンが大好きですよね。
きっとやなせたかしさんの美しくて熱く強い平和を願うお優しさが子供たちにも伝わっていてアンパンマンは永遠のヒーローなのだろなぁと思います。
すずさん、やなせさんの素晴らしさ伝えていただいてありがとうございました(^^)
世界中の人たちがやなせさんやすずさんのような美しい心を持っていれば戦争などなくなるのでしょうね・・・。
やなせさんがアンパンマンで有名になったのは、既に晩年と言えるころだったそうで、
だからこそそれまでのさまざまな紆余曲折、ご経験が、
深い哲学となってこの漫画に込められているのですよね。
「世界最弱のヒーロー」のこころは、きっと誰の心の中にでもあると言えそうですね。
難しいことでなくとも、
私たちのなかにもともと備わっている、
自然な心、困っていたら助け合うという心を、
まずは見つめたいな、と私は思いました。
お心をお寄せくださり、ありがとうございます。
平和についてお考えになる機会となれたなら、なによりです。
こうしてお一人でも多くの方が、
ご自分なりになにかを思うきっかけとなれたらと思って記事にしたので嬉しいです。
いつも本当にありがとうございます・・・☆
イタリアでは、アンパンマンは人気でしょうか?
国によって文化やメンタリティが違っても、
平和を愛するこころ、困ったときには助け合おうとするこころは、
もともとは誰もがもっている自然なものですよね。
やなせさんが伝えたいことは、
人間にとって本質的な真実なのかもしれませんね。
私も、アンパンマンこそ、世界に伝えたい日本のアニメであり、こころだと思いました。
共感いただいて嬉しいです。
ありがとうございます☆
私、以前から、アンパンマンのテーマソングって、子ども向けにしては深い歌詞だなって思っていたんです。
作詞もやなせさんだそうで、なぜこうした深い歌詞なのかも、
今回理解できました。
子ども達には、今はそこまでは理解できなくとも、
見守る大人たちが、そこに込められたやなせさんの本当の思いを理解することで、
あのアニメの心がこれからの世の中に伝わっていくといいなと思いますね♪
こちらこそ、読んでいただけて嬉しいです。
本当にありがとうございます☆
動画も合わせてゆっくり拝見しました。
お恥ずかしながら、今までゆっくり歌詞をみたことがありませんでした。
子どもたちはアンパンマンがやなせさんの戦争体験から生まれたも
だと知らなくても、純真な心がこのアニメの意図を感じとっているのかも
しれないですね。
戦争をしらない、食べられないつらさを知らない世代が考えるきっかけ
となるよう、ずっと誇れるアニメとして伝わっていったらいいなと
思いました。
戦争と平和について改めてかんがえるきっかけをいただきました、
ありがとうございます。
過去記事まで読んでくださり、
動画も拝見していただけたなんて、
つたないブログを丁寧に見てくださったことに、感激しています・・・☆
このごろは、学校でも戦争について子ども達が学ぶ機会が減っているそうですが・・・
だからこそ、
こうしたところから、平和や助け合いといった、じつはシンプルで人間として本質的なことを、
戦争を知らない世代がちゃんと大切にしていける世の中であってほしいなと、私も思っています。
読んでいただけて本当に嬉しいです。
こちらこそ、本当にありがとうございます☆