魂喜ぶ美しいものにふれる時間☆ |
今日は先月の
東京出張の際のお話です^^
いつも東京に向かう際の
新幹線での楽しみの富士山も見て・・・♪
今回はまだ雪のない青い富士山^^ 雲の上から頭を出していました。
1日目の仕事を終えた後は、
出張ついでのお楽しみ♪
国立新美術館に向かって・・・♪
開催中の「オルセー美術館展」を見に行ってきました☆
オルセー美術館って、
これまでにも何度も日本に来ていますが・・・(笑)
今回は、「印象派の誕生」と題して、
エドゥアール・マネを中心とした
印象派誕生にかかわりの深い絵画が展示されていました。
ポスターにもなっている
マネの「笛を吹く少年」に、
浮世絵などのジャポニズムからの影響も感じたり、
当時としては革新的な試みに
果敢に挑み続けた印象派の絵画にふれたひととき。
オルセー展はこれまでにも見たけど・・・
と思いつつ行ってみた私ですが、
気づけばかなり見入ってしまった展覧会でした(笑)。
私が、
とくに気に入った絵画を少しだけご紹介。
(すべて、ポストカードから)
ギュスターヴ・カイユボット 「床に鉋を削る人々」
光り輝く一瞬を、
画家の目線で、
鮮やかに切り取った作品の数々に圧倒されました。
エドゥアール・マネ 「ロシュフォールの逃亡」
見ていくうちに、
それまでの、
視覚的に感じ取る調和のとれた美の追求志向から、
光あふれる屋外に飛び出し、
画家独自の視線によって
再想像される今を、
自由に描こうとした印象派は、
機械化が進む近代に、
人間らしく立ち向かおうとしたのかもしれないな・・・
なんて思ったり・・・
クロード・モネ 「死の床のカミーユ」
思った以上に素晴らしい名画が取りそろえられていて、
こんなに名画を来日させて、
本場オルセーは大丈夫なんだろうか・・・?
などとふと思ったほどでした(笑)。
私がとくに、
好きだったのが、こちら。
クロード・モネ 「かささぎ」
雪の日の、
陽光を浴びた、銀世界を描いたこの絵画。
降り積もった雪の風合い、
光のあたるところや、
陰になったところの雪の色の
微妙な違いなどを
とても見事に表現したこの絵は、
素晴らしかったです☆
そして、
柵の木に止まった
一羽の黒いカササギを描くことで感じる、
冬の凛とした雰囲気・・・☆
ときとともに移り変わる
光と色彩の
一瞬をどうとらえて表現するか、
たぶんお写真を撮られる方も、
いつもそんな気持ちで
一瞬一瞬の風景に対峙なさっておられるのではないでしょうか・・・。
取り組む世界は違っても、
うつろいゆくものを相手に、
作品を表現していく可能性を追求するという点で、
私の心にとても感動を与えた作品でした・・・☆
印象派の作品がメインではありましたが、
じつは私が一番心惹かれたのは、
「印象派誕生に影響を与えた絵画」として展示されていた、
こちらです。
ジャン=フランソワ・ミレー 「晩鐘」
一日の労働が終わるころに鳴り響く、
晩鐘の音に、
手を合わせる農夫たち・・・。
やはり私は、こういう世界が好きなのかな~^^
この厳粛で、
温かさと、
日常への感謝と、自然の中で生かされているという謙虚な心を感じさせる
この絵画を見ていると、
私も感謝の気持ちがこみあげて、
涙がこぼれそうなくらいの感動を味わいました・・・☆
かなり長い間、
この絵の前にいた気がします。
これこそが、
「いい絵に出会えた・・・」
という感動かな、と思った瞬間。
他の作品も素晴らしかったけれど、
この絵に出会えただけでも、
行ってよかった・・・
と思った展覧会でした。
最近、
ちょっと美術館に行っていなかったけれど、
やっぱりいいものだな・・・と思いました。
新美術館、
とても好きなんです。
黒川紀章さんのこの建築、
素敵ですよね☆
思った以上に素晴らしい展覧会に、
ついつい長居してしまい、
気づけば、
閉館ぎりぎりまでいたのでした(苦笑)。
美しいものにふれ、
魂が喜ぶ時間をもつこと。
それが、
これからをがんばっていくための、
糧となるのですよね☆
素晴らしい感動を味わい、
また明日からがんばろうと思った、
東京でのひとときでした。
長々書いてしまいました。おつきあいくださり、ありがとうございました☆
ランキングに参加しています。
↓ぜひ、クリックでお気持ちをいただけましたら、とても嬉しいです。
にほんブログ村
温かなお心をお寄せいただけましたら、とても励みになります☆どうぞよろしくお願いいたします☆
本日もご訪問ありがとうございました。
明日も皆さまにとって、実り多い一日となりますように・・・☆
オルセー展へ行かれてたのですね(^-^)
私も9月の初旬に行ったのですが
ほんとに素晴らしい絵画の来日に嬉しくなりました(*^^)v
本場オルセーでも鑑賞したのですが、あまりに作品が多くて
見る作品を絞りきれなくて、こちらの新国立美術館に来たくらいの作品数くらいがちょうど鑑賞しやすいと思いました♪
すずさんがいいな・・・と思われた作品と重なる部分が多く嬉しかったです(*^_^*)
素敵な記事をありがとうございます♪
オルセー美術館展に行かれたのですね☆
私も美術展に行くのが好きで
特に印象派の絵画が好きです(^^)
今回は特に
ミレーの「晩鐘」に心打たれました。
日々の労働の後の神様への感謝の祈り。
自然の営みへの感謝、
貧しさの中にあっても心の豊かさを感じとることができる素晴らしい絵画で神聖な気持ちになりました。
美術や絵画は時代背景と共に作者の人となりや魂
を感じることができ心豊かになりますね♪
私はひさしく美術館で絵を見れてないなぁ。
「晩鐘」、本などではなじみがありますが、きっと目の前でみたら
想像を超える感動なのでしょうね^^
お忙しい中リフレッシュされてよかったです♪
フランスのオルセー美術館で観た絵の数々を思い出しました。
すずさんが良いと思われた絵はどれも光や色彩の一瞬の
美しさを感じさせ、私もいいなあと思いました。
「晩鐘」・・・綿々と当たり前の日常が続くことに感謝し、
恵みに感謝する姿に心打たれますね。
私もまた美術館に行きたいです^^
また、14年ぶりの来日したマネの「笛を吹く少年」」との再会も感激でしたね。
。印象派絵画の代表作が一つの部屋ん並び、モネ、シスレー、ルノワール、セザンヌに画家の個性理解できたのも良かったと思います。印象派以外にも優れた作品が来日していて充実した美術展で満足しました。
私はこの美術展を観た機会に、マネの美術、写実主義(クールベ)と自然主義(ミレー)、二つのリアリズの違い、印象派の画家のそれぞれの個性、印象派とは別の道を歩んだ同同時代の画家について整理し、自分なりの見方も書いてみました。よろしかったらご一読いだき、ご感想、ご意見などコメントいただけると感謝致します。
印象派、オルセー、
というと、
日本ではもはやちょっとミーハーな印象も私にはあって(笑)、
美術館も落ち着かないかな、今回は行けたらいこうか・・・
くらいの気持ちでいたという失礼な私ですが(苦笑)、
今回の展覧会は、
大変いい作品をチョイスされていた
いい企画展となっていましたね。
オルセーやメトロポリタンなどは、
本場では展示数が多すぎて
前もってご自分なりの目的を決めて鑑賞しないと
消化不良となりがちみたいですね。
そういう意味では、
こうしたいいキュレーションをなさった企画展を
日本で見るのもいいものかもしれませんね。
このところ、
あまり美術館に行く時間がとれずにいたので、
今年のいい展覧会を見逃すことが多かったから、
やっぱりもっと見に行きたいなと思いました。
コメント、ありがとうございます☆
コメントをありがとうございます。
ご返信が遅れてしまってすみません。
Noyuriさんも美術がお好きでいらっしゃいますものね。
Nouriさんは、
流行や話題性などに左右されず、
ご自分なりのご興味をもたれた美術展を選ばれて
ご自身の感覚を大切にごらんになっておられるところが
素敵だなといつも思っています。
(なんだかえらそうな言い方になってしまってすみません)
印象派の人々の、
自身が見たものの美しさを
これまでにないやり方で表現しようとした努力や工夫が、
すばらしいなと感じました。
そうしたことにも思いを馳せながら鑑賞すると、
いろいろな刺激をもらえますね☆
「晩鐘」感動しました。
私は、自然主義や、バビルゾン派なども好きみたいです^^
美術を通して、
お心をお寄せくださってうれしいです。
コメント、ありがとうございました☆
温かなお言葉、お気遣いをありがとうございます☆
本当に、心に潤いを与えてもらった
いい時間となりました☆
「晩鐘」の絵、
印刷物になったり、
これまでにも何度か日本で展示されたりと、
誰もが一度は見たことのある絵だと思うのですが、
実際に見ると、
本当に感動しました。
好みは人によってさまざまと思いますが、
私は、ミレーやコローなども好きみたいで。
実際に見ていると、
「いい絵だな」としみじみ感じるって、こういうことなんだな・・・
と実感しました。
自分にとって本当に感覚に合うものと出会うと、
魂が喜ぶものなのでしょうね☆
温かなお言葉を、本当にありがとうございます。
コメント、うれしかったです☆
フランスのオルセーに行かれたことがおありなのですね。
向こうは、
芸術が人々の生活に浸透していて、
いいものが身近にあって素敵ですよね。
「晩鐘」には、
私も、
日々への感謝、
自然への敬意など、
大切なことを一枚の絵の中に感じて、
その高貴で厳粛な空気感に、
心の中がじーんと感動で満たされるような気持ちになりました。
共感いただけてうれしいです。
ありがとうございます☆
初めまして。
ご訪問、そしてうれしいコメントを、
ありがとうございました。
美術に精通していらっしゃるようで、
大変光栄です。
私のほうは、
自分の仕事の中で、
美しい作品作りや、豊かな感性を磨くことに生かせたらという気持ちから、
美術展などを見に行くようになったのがきっかけだったのですが、
そこから、
美しいものにふれることがとても楽しくなって、
美術展を巡ることが楽しみとなっています。
私なりの視点からの鑑賞ですが、
こうして美術を通してご交流の機会をもてたこと、
とてもうれしく思っております。
ブログのほう、先日一度ご訪問させていただき、
とても興味深く拝読しました。
先日はあまり時間がない中での訪問だったので、
コメントできないままで失礼してしまいましたが、
また再訪問させていただいて、
コメントさせていただきますね。
本当に、ありがとうございます☆