色彩のメロディ☆ラウル・デュフィとデザインへの刺激・・・☆ |
オルセー美術館展のことを書きましたが、
久しぶりに美術展に行ったら、
もっと芸術にふれたくなって、
その後思わず
大阪でこちらにも行ってみました^^

ラウル・デュフィ展☆
この美術展、
大阪に来る前から、
行ってみたいと思っていたのですが、
このところ美術展に行く時間があまりとれず、
気づけば会期終了間際となっていました(笑)。
オルセーで刺激をもらったおかげで、
これは終了するまでに行かねば・・・と、
大阪出張の際に
なんとか時間を作って
行ったのですよ~^^
初めて訪れた、
あべのハルカス美術館☆

今年オープンしたばかりのこちらは、
なかなか、
興味深い美術展を開催しているようです。
デュフィの絵というと、
明るく軽やかな色彩の、
いかにもフランスらしい柔らかさが特徴的で、
とくに女性にも人気がありそうな画風・・・
という印象。。。
その独特の画風は
どうやって生まれたのだろう・・・
と知りたくなって訪れた私にとって、
この大回顧展は、
とても興味深いものとなりました☆

デュフィの、
画家としての初期のころからの
造形の変遷を追う構成となった展示。
初期は、一般的なデュフィのイメージとは違う作風なのですが、
この「レスタックの木々」などを見ているうちに、
この人はデザイナーだな・・・と感じました。

キュビズムの影響もうかがえるこの作品、
とても興味深かったです☆
で、
そんな直感のとおりというか・・・
今回知ったのですが、
デュフィは木版画やテキスタイルも手がけた人だったのですね☆
装飾的なモノクロのデザインが美しい木版画などの作品や、
「モードの帝王」とも呼ばれた
ファッションデザイナーのポール・ポワレとの出会いによって、
テキスタイルデザインを手がけたという作品を見ることができて、
感激しました☆

詩集の挿絵として製作された木版画の連作は、
どれもデザインセンスにあふれ、
これがけっこう面白く、
見応えがあって
じっくりと見入ってしまいました☆
テキスタイルのコーナーも、
かなり興味深かったです♪


そのほか、
意外に知られていない、
デュフィの陶器や家具も展示されていて☆
これが、
「こんなふうに表現するんだ~!」と
はっとさせられるような作品で・・・
こんな作品まで見られるとは・・・
と感激しました☆

そして、
服飾の世界で身につけた技術を生かして、
様式を確立した時代の作品からは、
南仏らしい軽やかさ、
光あふれる色彩感、
幸福感がほとばしり、
ああ、こうしてこの美しい画風にたどりついたのだな・・・
と思うと、
うっとりしました☆

南仏イエールの広場を描いたこの作品。
じつは、私は南仏留学の際、
このイエールも、留学先の候補に挙がっていた場所だったので、
(結局コートダジュールに留学したのでここには行っていないのですが、)
こういうところだったんだな・・・
と、なんだかこの絵に親しみを感じました^^
青い色が本当にさわやかなこの絵。
ここもきっと素敵な町だったのでしょうね・・・♪
デュフィらしい、
色彩の美しさ、
軽やかな幸福感を感じるこの絵や・・・☆

そして、
晩年に手がけた絵画の大作…☆
本当に素敵でした☆

ほかにも、
私の好きな、
ドビュッシーへのオマージュの絵など・・・。

色彩の中に軽やかなメロディを感じるのが、
デュフィの絵の魅力かな☆
美しい色彩や、
超大作を作り上げた情熱や・・・
さまざまな面で、
デュフィがここまでに到達するまでの
創作への努力と、
明るく、
まさに色彩のメロディともいえる美しい世界に
感銘を受けました☆
見逃すことなく、
行ってみてよかった・・・
とつくづく思いました。

デュフィの美しい世界にすっかり魅了され、
作品作りへの刺激をたくさんいただいて、
おこがましいけれど、
私もこれからがんばっていこう・・・
なんて気持ちが高まったひととき☆

元気をもらって、
これからへの糧となりました♪
今日も東京で、
フラワーデザインについて大きな刺激をもらう日となりました。
感動的な作品を作るには、
美しいものを感じる感性と、
つねに挑戦をし続ける努力が大切なのだと、
今日も思いました。
自分を成長させるため、
これからも精進していこうと、
心から思いつつ・・・
東京から帰りの新幹線でのつぶやきでした。(笑)
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本日もご訪問ありがとうございました。
明日も皆様にとって素敵な一日でありますように・・・☆
アベノハルカス美術館、行ってみたいと思いながら
まだ行ってません^^;
デュフィの素晴らしい世界を紹介してくださりありがとうございます♪
すずさんが紹介してくださった中では、エッフェル塔の絵が特に好きです~♡
私も行ってみたくなりました~☆
絵画のみではなく陶器や家具もあるのですね~(*_*)
ますます興味深いです♪
すずさんの芸術に対する向上心には本当に感動致します(*^^)v
おじゃまいたしますねぇ ('◇')ゞ
私もラウル・デュフィ大好きです♡ 日曜美術で紹介してまたねぇ
主人に「ラウル・デュフィ展に行きたい」 言うと「一人で行ったら・・・ 」
大阪は岐阜から 少し遠いですねぇ
いつも (/ω\) 京都までなんでよ
素敵なご紹介ありがとさん <(_ _)>
デュフィ展、
あべのハルカスではもう終了したのですが、
とてもいい刺激をもらいました。
様式を確立させるまでの変遷も興味深く、
想像以上にデザインという点で
学ぶところの多い回顧展でした。
出張先で記事アップしたら、
なんだか写真が小さくなってよさがつたわらない記事になってしまったので、
ちょっとアップし直しました。
追加した写真もあるので、
よかったらまたご覧くださいませ。
コメント、ありがとうございます。
今回は、
なかば無理やり時間を捻出して
いつもより朝早く出発して、見に行く時間を作ったのですが、
行ってよかったと思いました。
ときにはこういう刺激もいいものですね。
コメントくださってありがとうございます☆
でも秋は、
箱の中にいるより、
外の自然が一番の芸術かもしれませんね^^
デュフィは、
もともとデザインセンスがあった人なのだろうなと思いました。
それで、服飾関係の世界に道が広がったのだと思います。
そうしたいろいろな経験を活かして、
腕を磨いていったところが素晴らしいなと思えて・・・
どんなことも、
経験を生かしていくことができるかどうかが、
その人の価値を決めるのでしょうね。
温かなお言葉、ありがとうございます。
とても励みになります。
私もがんばっていきますね☆
雅茶子さんは、確か、岐阜のほうのお住まいだったのではないでしょうか?
現在、愛知のほうに、デュフィ展はきているのですよ♪
大阪は、先月で終了したので、
まさに今、雅茶子さんのお近くにデュフィは来ているはず♪
ぜひぜひ、
お時間があれば、そちらに行ってみてくださいませ♪
きっと素敵な時間が過ごせると思います☆
記事、ご覧いただいて嬉しいです。
ありがとうございます♪
「感動的な作品を作るには、美しいものを感じられる感性」
本当にそう思います。 良い作品作りに生かして下さい。
フランスの生地のデザインは、素晴らしいものがありますよネ。
テーブルクロスにフランス生地を使ってますが、長く使っているので
少し色あせた感じになりました。
でも愛着が増しました。
昔習っていた刺しゅうの先生に「たくさん美術館に行きなさい」と
言われた理由がわかります。よいものをたくさん見て、感性を
磨かないとよいものは生み出せないですよね。
私はそんなレベルではありませんが、すずさんがお忙しい中でも
美術館に足を運ばれ、感性を磨いていらっしゃるのを
尊敬します。
デュフィの変遷と、幸福感漂う色彩にうっとりしました。
拝見できてうれしいです。ありがとうございます^^
ありがたいコメント、本当に感謝申し上げます。
順番がおかしくなり、
こちらへのご返信が遅れてすみません。
温かな励ましのお言葉、
本当に感謝でいっぱいです。
まだまだ未熟な私ですが、
感性を磨いていけるよう、精進していこうと思います。
私も、フランスの生地のデザインは素晴らしいと思います☆
さいたま日記さんのお宅には、
フランス生地のテーブルクロスがおありなのですね。
お庭も、おうちも、とても素敵なのでしょうね・・・☆
長く使って、愛着を感じられるものって、
本当に素晴らしいですね☆
温かなコメント、本当にありがとうございます☆
共感いただいて、本当にありがとうございます。
私も最初は、
フラワーデザイナーとしての感性を磨くために、
美術館に行こうと思ったのがきっかけでした。
そこからだんだんはまりまして(笑)。
よいものにふれることは、
技術的な部分へのプラスになることだけでなく、
そこからなにかを感じる心が、
自分にとってのプラスになるものを醸成してくれるのだな・・・
ということを、
このごろはなんとなく感じるようになってきています。
primarosaさんは、
つねにご自分の心に響くものをキャッチなさるアンテナをお持ちの方だと感じています。
そうした感性が、
作品作りに生かされているのでしょうね☆