華麗なるジャポニズム☆日本人のもつ美意識 |
昨年の話ですが、
京都で過ごした一日について、
書かせてくださいね。
南禅寺さんを後にして、
この日の目的地だった
こちらにうかがいました。

こちらでの、
「ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展」を観に行ったのです☆

コンテストがあったために、
会期終了間際になってようやく行けました。
ボストン美術館は、
日本の優れた名作が
数多く収蔵されていることで知られる美術館。
私にとっては、
数年前の特別展の際、
日本美術の素晴らしさに衝撃を受けて、
美術展にハマるきっかけをくれたところです。
それまで、
フランスを始めとした
ヨーロッパ的なものが自分は好きだと思っていたのですが、
そこから芸術にふれるうち、
じつは自分の好きなもののルーツは、
「日本」の影響を受けたものだったと知り、
日本のよさを見直すようになったのでした・・・。
「ボストン美術館」
「ジャポニズム」
と聞いて、
行かないわけにはいかない・・・!
と、
会期ぎりぎりになんとか行ってみたわけです^^

・・・すごく見応えがありました・・・☆
興味深かったのは、
いかに日本美術が、西洋の芸術家たちに影響を与えたか、
具体的に対比させながら展示させていた点。
浮世絵の構図は、
西洋の芸術家たちに大きな影響を与えたとは聞いていましたが、
それらもとてもわかりやすく比較してみることができました。
歌川広重の 《東海道五十三次之内 四日市 三重川》と、

クロードモネの「トルーヴィルの海岸」

同様に、
広重の《東海道五十三次之内 鞠子 名物茶屋》と・・・

クロードモネの「積みわら(日没)」

ほかにも、
洗練された美しい浮世絵の数々や・・・


ゴッホ、ルノワール、マティスにムンクなど、
さすがボストン美術館と言える
素晴らしい作品も堪能でき、
西洋・日本 両方の芸術作品を
一度に味わえることころも楽しかったです・・・☆


モネの「睡蓮も」観られましたよ♪
そして、
今回の目玉となっていたのは、こちらですね。

クロード・モネ 「ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)」
(個人的には、この2か月前に、オルセー美術館展で、
同じモネの「死の床のカミーユ」を見ていただけに、 同じ人物を感慨深く眺めました・・・。)
また、絵画だけでなく、
以前カタガミ展でも見た、
ルイス・C・ティファニーの工房のデスクセットと、
型紙文様の対比展示や、
私の好きなエミール・ガレや、
ブシュロン社などの工芸品なども展示されていたところも、
わたしにとってはとても嬉しく、
満足な美術展でした・・・☆
それにしても、
日本の芸術は、
本当に洗練されていて、
粋な美しさに満ちあふれています・・・☆
世界の芸術家たちが、
こぞってジャポニズムに憧れたのも、
わかる気がします。。。

日本のよさに、
一番気づいていないのは、
じつは日本人なのかも。
私たちは、
もっとそんな、
日本人のもつ美意識に、
誇りを持っていいのではないかな・・・
満たされた気持ちで過ごした
京都の1日。

私たちは、
もっと日本のもつよさを見直し、
現代社会の中で
生かしていけたらと思ったりもしました。
私も、
花を通して、
そうした日本人が大切にしてきた美意識や、
情緒・情感といったものを大切に、
感性を磨いていきたいと思います・・・☆
今日もずいぶん前のレビューにおつきあいくださって、ありがとうございます・・・^^
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おはようございます!
晩秋の京都でいい時間を過ごされたのですね。
南禅寺、私は11月29日に行きましたが、
すずさんも同じ頃ですね。
ジャパニズム展で、いかに日本の文化が
西洋の人の心をとらえたかがわかりました。
先月、パリに行ったときも
第〇次かの日本ブームがきていました。
パリの美術館で大々的に北斎展を開催中で
大人気とのことでしたよ。
素晴らしい芸術は国境を越えて伝わるものなのですね。
充実の時間を過ごされてよかったです^^
ステキな鑑賞ができましたね。☆ъ(*゚ー^)v♪
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浮世絵の構図と西洋の画家が描いた絵画を対比して
展示すると、浮世絵を意識して描いたか良く分かりますネ。
最近 テレビでも外国人が日本の文化・伝統工芸・生活様式に魅せられている様子を番組で度々目にします。
空間を絶妙に使う浮世絵や日本画 素晴らしいですよネ。
お正月が過ぎましが、まだ怠けグセが貫けません。
又 宜しくお願い致します。
秋の京都では、素晴らしい有意義な時間を過ごされたんですね^^
南禅寺の紅葉、ほんと見事な紅色で
一番美しい頃に行かれましたね^^
水路閣やインクラインも綺麗に紅葉して
雨のしっとりとした風情が楓の美しさをよりいっそう
引き立てていますね^^
ボストン美術館展に行かれたんですね。
素晴らしい展示ですよね^^
私は昨年夏の世田谷美術館で観ましたが
印象派の著名な画家たちに多大な影響を与えた
浮世絵の素晴らしさと影響力に感銘を受けたのを覚えています。
今まで、西洋美術にばかり目を向けていたのですが
この絵画展を機に日本の浮世絵や文化について
改めて考えさせられた美術展でした。
お蔵入りせずに、秋の京都の素敵なお話が聞けて
嬉しかったです^^
同じころに南禅寺さんに行かれておられたのですね☆
たしか私は、
雲母舟さんの行かれた日の2~3日前くらいでしたよ!
かなり近かったですね~☆
もっとも紅葉が美しかったころではないでしょうか。
私の場合、
コンテスト後ボストン展が終了するまでの限られた日程の中で行くしかなかったので、
人の多そうな京都は苦手だな、
なんて思いながら行ったのですが、
美しい季節に行けてよかったなと、行ってみて思いました^^
パリでも北斎が大人気なのですね。
最近は、日本のサブカルチャー的なものが海外で話題ではありますが、
古くから日本人が持ち続けたよさも、
いい形で伝えられていけるといいですね。
嬉しいコメントを、ありがとうございます☆
コメントをありがとうございます。
本当に私もそう思います。
ご存知かと思いますが、
明治のころだったと思うのですが、
日本の室町から江戸時代にかけての名品が、
二束三文で売られたり捨てられたりしてしまったころがあったようで、
それをボストン美術館が集めていったという経緯があったようですね。
今、日本にあれば、
間違いなく国宝級のものが、
海を渡ってやってきてくれないと見られないのは、
本当に残念ですね。
日本のよさを一番見失っているのは、
日本人なのかもしれないと思うと、
もっともっと私たちが忘れかけているものを見つめ直していくことこそが、
課題かもしれないなと思ったりもします。
ご訪問と、コメントを、
本当にありがとうございます。
おかげさまで、
いい時間をもつことができました☆
彦星さん、お体を大切にお過ごしくださいね。
こちらこそ、温かなコメント、ありがとうございます☆
コメントをありがとうございます。
本当に、
浮世絵や日本画を見ていると、
日本人の持つ美的感覚というのが、
どれだけ洗練されていて、
無駄がなく、精巧で深みがあり、完成度が高いものであるか、
ほれぼれしてしまいますね。
日本人でよかったと、つくづく思います。
こういうよさを、後世まで伝えていきたいものです。
私もまだまだお正月気分でいたいです^^
無理せずゆったりといきたいですね。
こちらこそ、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
本当に嬉しいお言葉、ありがとうございます。
南禅寺から哲学の道といった界隈は、
Noyuriさんにとってもとても愛着のあるエリアではと思いますので、
私の写真では物足りないかと思うのですが、
Noyuriさんからそのような温かなお言葉をいただけて、
本当に嬉しく思います。
とてもいい時期に行けてほんとよかったです。
Noyuriさんは世田谷美術館でご覧になられておられましたね。
私も以前は西洋のものを好んでいたのですが、
日本の美的感覚って本当にいいものだな、
と、ここ数年でつくづく感じています。
共感いただけて光栄です。
小さな春の息吹を見つけたい季節に、
晩秋の記事を掘り下げたりしてあきれられるだろうかと思いながら書いた記事だったのですが、
温かなお言葉をいただけて、
お蔵入りしなくてよかったと、とても嬉しく思いました。
お優しいお言葉、本当にありがとうございます。
私も名古屋のボストン美術館には時々足を運びます。
こうして具体的に構図の比較をされたりすると、
「なるほど~」とうなってしまいますね。
仕事で古文や和歌に触れることもたくさんありますが、
日本の文化は文学であれ美術であれ、本当に
世界に誇れるものですね。
私も今年は日本の良さを感じる機会をたくさん
持ちたいです(*^_^*)
ジャポニズム展 間に合って良かったですね ^^
浮世絵 には 富士山 が 良く描かれていますよね 。
実際 に 富士山 が 望めない 所 にも
都合 良く 描かれたそうですね 。
昔から 富士山 を 縁起 良いと していたからでしょうね 。
ラ・ジャポネーズ、
およそ一年かけての修復ののち、
今回の展覧会が世界初公開ということだったそうです。
実際に見るとかなり大きく、
そして顕微鏡検査によって、
モネがどう描き直しながら完成していったかといった分析まで詳細に解説がなされていたところも興味深かったです。
そしてなんといっても、
布の質感まで見てとれる見事なモネの技術、
参考にしたもとの浮世絵との対比など、
見どころが満載でした。
今回の展覧会は、
ジャポニズムに焦点を当てたキュレーターさんの展示方法が素晴らしかったですね。
日本人の私たちに、
日本の素晴らしさ、そして日本と西洋のそれぞれの文化が刺激し合うことの素晴らしさを感じさせてくれる展覧会だったかと思いました。
なおこさんにそうしたところを少しでも感じていただけたらとても嬉しいです。
私も名古屋ボストンに数回訪れたことがあります。
名古屋にこんな素晴らしい美術館があるのだと、
感心しました。
素敵なところですね☆
primarosaさんは、
お仕事で古文や和歌に触れられることがよくおありなのですね。
これまでのブログを拝見していて、
ときどきそんな感じがしていたので納得です☆
素敵なお仕事ですね・・・☆
日本人独特の感性というのは、
私たちが誇りにできるものがたくさんありますよね。
そうしたもの、大切に受け継がれていってほしいです。
共感いただけてとても嬉しいです。
ありがとうございます!
きっと、
富士山の美しさが、
日本人の心を打つものだからなのでしょうね。
浮世絵は、
無駄を省いた粋なデフォルメや、
大胆な構図など、
日本人が持つ特有の感性や情感といったものが凝縮されている芸術ですね。
そうしたところが、
私はとても好きです♪
コメントをありがとうございます。