そぎ落とされた美しさと、表現力。 |
今年最初の、ギボシの花。
透明感ある真っ白な花が、
6月の風景に似合います。
丸い葉に、すっくと立ちあがる茎につく凛とした花。
余計なもののない、そぎ落とされた美しさを感じます。
そぎ落とされた美しさ、というと思い浮かぶのは、
加古隆さんの音楽。
映画やTV等の映像音楽も数多く手掛けておられる加古さんの音楽は、
その映像にぴたりとはまる圧倒的な表現力と世界観があると思う・・・
まさに、「ピアノの詩人」「ピアノの画家」と呼ばれるにふさわしい。
先月、
かの山崎豊子先生の名作ドラマのリメイクが放映されてましたが、
・・・失礼ながら、
「令和版リメイク」を見て、逆に16年前の「平成版」のよさを改めて懐かしむ人も多かったとか・・・
とくに音楽(BGM)については、
改めて「平成版」を手掛けられた加古さんの音楽は神がかった素晴しさだったと、気づいた人も多かったようで・・
(令和版の音楽ご担当者さんごめんなさい…)
あのオープニングだけでも重厚感と緊張感が圧巻だった…まさに名作。。。
加古さんの、
佇まいの美しさや、最初の一音で引き込まれるほどの世界観については、
これまで何度も書いてきましたが、(→ この記事 ☆ とか)
映画や番組等、何かテーマがあるものに対して
それを見事に描き出して表現する力ってすごいな・・・と、
いつも思います。
私も、
花を通して、
ひとつの作品として、何かテーマを表現するという点において、
本当に見習いたい・・・
加古さんのように、
余計なものにぶれることなく、
ひたむきに、まっすぐに作品作りと向き合い、
生き方の美しさがにじみ出るような
そんな大人に、
なっていけたらな~と、
あの名曲を久々に聴いて
改めて思ったのでした・・・☆
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あのドラマ、どちらも2回ほど中途半端に見ましたが、平成版の音楽はそんな私にも記憶に残っています。
メインの曲一つであの話の雰囲気やテーマを表現されているかのような重厚な曲でしたね。
作られた方の名前を教えて頂いたので、また検索して見ます^_^
コメントくださって嬉しいです。
そうなんです、とても印象的で心に残る音楽ですよね。
あのドラマのなかで描き出される世界観がとても深いところまで広がるような表現力があると思います。
加古隆さんは、色んな映像音楽も手掛けておられ、またコンポーザーピアニストとして素晴らしい曲をたくさん作っておられる方なので、ぜひ他の曲も聴いてみてくださいませ。
お気に入りの曲が見つかるといいなと思います♪
ギボシの花、6月の花おっしゃるように
そぎ落とされた美しさという言葉がぴったりですね。
平成の「白い巨塔」の音楽は、加古隆さんが作られたのですね。
ずっとドラマを見てましたから重厚なパイプオルガンの印象的な曲がストーリーと結びつき心に残っています。
そうなんですよ、加古さんは名曲を色々作っておられますが、
一般の方が一番よく耳にされたことがあるのは、この白い巨塔かなと思います。
パイプオルガンと緊張感ある映像で始まるオープニング、印象的でしたよね。
すべての映像に、人間の深い部分まで描き出すような効果が加えられた音楽のつけかた、重厚感や品もあって、本当に表現力が素晴らしいと思いました。
原作の世界観をこれほどまでに際立たせる加古さんのお仕事は本当に尊敬します。
ギボシ、あちこちで咲く季節となりましたね。
sakuraさんが訪れられるお寺などでもきっときれいな花に出会われることでしょうね。